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リフォームと日本文化

日本における建物に関する規則

~高さ制限~

2階建てのあなたの家の南側に、大きな10階建てのマンションが建ったとしたら、あなたの家にはほとんど太陽の陽が入らなくなる。以前は陽が射して明るかった家の中が真っ暗になり、日陰の時間が多くなるので布団や洗濯物も干せません。そういうことが起こらないように、日本では建物を建てるときには土地に用途が指定されている。第1種低層住居専用地域第2種低層住居専用地域には、絶対高さ制限(この高さ以上の建物は建ててはいけないという数値)がある。都市計画で決められた10mか12mのどちらかの高さ以下にしなくてはいけないのです。法律によって私たちの住環境は守られています。

低層住居専用地域の他の地域には絶対高さの制限はありませんが、31mを超える建物は、建築確認申請をする際に、その建物についての細かい資料を提出しなくてはならず、建築確認審査も厳しくなっています。
この31mという数字は、かつての建築基準法ですべての建物に決められていた絶対高さ制限から来ています。

また、高さの制限は、絶対高さ制限だけではありません。たとえば、道路斜線制限という規制があります。道路に面した建物が無制限に高くそびえ建っていると、道路が建物に圧迫され、陽も当たらない暗い空間になってしまいます。
家と同じように、道路にも光は必要です。そこで、前面の道路の広さに比例して、建設できる空間を制限しているのです。第1種低層住居専用地域の場合、道路の幅を1、道路と敷地の境界線上を1.25として、その地点を結んで斜線を描きます。

建物は、その斜線の範囲内に収めるように設計しなければなりません。ときどき、道路に面した建物が、斜めにカットされているのは、この制限のためなのです。ほかに、北側斜線制限といって、北側に隣接する建物に陽を当てるために設けられている決まりもあります。